こんにちは、
お財布のヒモかためのもんたです。
リノベーションをするきっかけは多々あれど、最初は1つか2つくらいの不満からスタートしたはず。
だけど、どんな間取りにしようかなーと調べ始めると色々なおしゃれな実例を目にして、あれもこれも取り入れたくなっちゃうのが人の常。
理想の風呂敷を広げまくって「やりたいこと盛り盛りお化け」になってませんか?
今回の記事では、
やりたい!と思っていた理想をリノベーション業者に相談してみて、現実を知った上で我が家に取り入れたものと取り入れなかったものをご紹介します。
理想と現実のはざまでお財布と相談しながら決断したリアルな実例です!
採用・不採用を決めた理由に注目!
実際の我が家の間取りと私が考えていたプランをもとにお伝えするので、あなたのご自宅の条件とは違ったりするかもしれませんが参考にして頂ければと思います!
・3DK、60㎡
・南向き、角部屋
小上がりスペース
リビングと寝室を区切っている壁を取っ払って、一間つづきの広々リビングにしたい!
でも…我が家はリビングにうさぎがいます。そして私はうさぎアレルギー持ち(笑)。
せめて寝る部屋だけはうさぎエキスを入れたくない…という理由があって寝室とリビングをちゃんと分けられる方法を探していました。
ちょっと切ない・・・
そんな時に見つけたのが小上がりスペース!
リビングを一間つづきにすると
・元々使っていた用途で使えない部屋が出てきちゃう
・押入れや棚などに隠して収納していたものが溢れちゃう
という弊害も出てきますよね?
寝室と押し入れがなくなっちゃった!
押し入れに入れてた細々したもの、どこに置こう…?
そんな弊害をクリアし、部屋全体に立体感を生みスタイリッシュな雰囲気にしてくれる小上がりのメリットとデメリットを考えてみました!
小上がりのメリット
段差を利用した収納スペース
小上がりは必ず高さが生まれるのでその段差を利用した収納スペースが作れます。
引き出しタイプや、天面開口タイプがあるので部屋の広さや向きによって選択可能。高さも選ぶことが出来るので収納するものによってちょうどいいものを選べます。
「収納たっぷり!」は魅力的だなぁ
個室とオープンスペースの使い分けが可能
一間つづきののリビングにはしたいけど寝る時はちゃんと区切りたい…という時には、小上がり部分に間仕切りを作ればOK!
昼間は間仕切りを開けて開放的に、夜は閉めて個室として使えばリビングとのすみ分けができます。
ベンチ?ソファ?ベッド?3役のいいとこどり
ちょっとした段差があることによって、ごろ寝、取り込んだ洗濯物の一時置き場、来客時のベンチ代わりなど、「床」では出来ないことが気軽に出来ちゃいます。
今まではリビングの床で寝ちゃってたよね~
小上がりのデメリット
リビングが狭く感じる
立体的な段差はスタイリッシュな空間を作り出す一方で、視界をさえぎる物体にもなり得ます。
相対的な部屋の広さによっては小上がりを作ることによってリビングが狭く見えてしまう可能性も…。
子どもにとっては危険
バリアフリーの真逆をいくので当然のことながら段差からの落下には要注意!お子さんが小さいうちは柵を付けるなどの注意が必要ですね。
ロボット掃除機が使いづらい
うちはロボット掃除機しか使わない!という方には向いていないかも…。
あるリノベーション業者のショールームで、小上がり下の収納スペースのところにロボット掃除機を格納する機構を付けた小上がりを見せてもらいました。めちゃくちゃ合理的でスッキリ収納されていて、こういう使い方もあるんだなと感心しました。
ショールームはアイディアの宝庫!たくさん見よう!
我が家の結論:小上がりは…不採用
私が小上がりを取り入れたいと思った理由は2つ。
・寝室は寝室として仕切りたい
・収納スペースを確保したい
散々悩んだあげく、我が家では結果不採用になりました。
その理由はずぱり「お金」です。
リノベーション業者に小上がりユニットの手配から工事までお願いするとそれだけで20万以上かかることが判明。
そこで本当に小上がりが必要かどうかを冷静に考えたところ、代用が出来ることに気づきました
仕切るだけなら「小上がってなくていい」
小上がりがあると部屋にアクセントが出来て一気にオシャレになります。
それに洗脳されて「小上がってること」がなんとなく条件となっていたけれど、仕切るだけなら引き戸を付けるだけで充分!
引き戸1枚分のスペースに全扉が収納されるから意外とスッキリだよ
収納付きベッドでも収納できる!
今回のリノベーションを機にベッドも買い替えようと思っていたので、それならば収納スペースが付いているベッドにすればいいじゃない!とかなり割り切りました。
いつ飽きるとも限らない小上がりを作りつけてしまうよりは、手軽に変えられる収納付きベッドのほうが自由にスタイルチェンジできますしね。
★引き出しタイプ…引き出すスペースを確保できる、大きいものではなく小物を収納したい場合
★跳ね上げタイプ…部屋が狭い、長いものや大きいものを収納したい場合
それでもやっぱり小上がりにしたい!!
業者に頼まなくても通販で小上がりユニットは購入できます!
これを導入するだけでも部屋の雰囲気はガラリと変わりそうですよね!
玄関の土間
間取りの参考に見ていた本に載っていた土間に一目惚れしました。
アウトドア派でもないしおしゃれな自転車を持っているわけでもないけれど土間は欲しい!
マンションの玄関は狭くて薄暗くなりがちですよね?(豪邸除く。)
少しでも明るく開放的な玄関にしてくれそうな土間のメリット・デメリットを考えてみました!
土間のメリット
ハーフ屋外として使える
土足OKのスペースが広いことで「え、泥付いてるじゃん、ちゃんと洗ってからしまってよ」という言い争いが無くなります。
使い道は無限大!
★散歩帰りのわんこの足洗い場として
★雨に濡れたアウターの一時置き場として
★スーツケース、ベビーカー、スケートボード、サッカーボールなど汚れが付いた趣味のもの置き場として
★誰にも汚されたくない高級自転車の保管場所として
趣味や仕事の場所として使える
リビングなどの生活場所から離れていることを最大限に有効に使えばこんな使い方もできちゃいます。
★ギターに目覚めた夫の演奏場所として
★家での仕事が多くなった妻の書斎として
★来客とのちょっとした打合せスペースとして
日が当たらない玄関だとちょっと寒くて現実的じゃないかもしれません…
逆にその日当たりの悪さを活かして冷暗所に保存すべき食材などの置き場とするには大活躍しそうですね!
土間のデメリット
宅配便が来た時に若干面倒
ピンポーンと鳴って慌てて玄関に行って玄関ドアを開ける時、素足エリアと玄関ドアの間が広くなることによって土間用サンダルに履き替えるという作業が発生。これが意外とめんどくさい。
そんなの大したデメリットじゃないじゃん!
日々の積み重ねだから知っておくべきポイントだよ
どこかのスペースが必ず犠牲になる
元々土間がある家じゃない限り、どこかのスペースを削って土間の陣地を確保しなくてはなりません。
我が家の場合、土間を作るためには洋室の一部を削ることになります。
★管理組合の規定や構造上施工可能か確認しよう!
★収納したいものとその導線を考えて本当に必要かどうか考えよう!
我が家の結論:土間は…採用!
私が玄関に土間を取り入れたいと思った理由は
…合理的な理由はなくて、直感でした。
その直感に素直に従って、採用!
理屈も根拠もなく感情で採用出来たのには理由があります。
土間にするための特別な費用が発生しない
我が家の場合、最初からスケルトンのフルリノベーションをするつもりでした。
壁を取り壊す解体工事や新たに壁を作る大工工事はそもそも発生するので、土間を作るからといってそれはただの間取りであり、土間造設のためだけにかかる費用は発生しません。
追加のお金がかからないものは即採用です(笑)。
光を取り入れられる
あなたの家ももしかしたら玄関側に小さな窓、付いてませんか?
我が家はここに窓が付いています。
この洋室を物置部屋として使っていた時は「この窓が無ければもっと効率よく収納できるのに」なんて思っていました。
しかし!土間にするとこの窓が初めて活きる!
暗かった玄関に光を取り入れることが出来ました。
パントリー
当初のプランには全くなかったキッチンにパントリーという考え方。
これは業者との2回目の打合せで私のプランをそのまま反映したAプランとは別に、その業者が「こういう間取りはどうでしょう?」と提案してくれたBプランの中に入っていました。
築40年の古いマンションにパントリーとは…!この発想はなかったのでさすがプロは違うなと思った次第です。(何目線?w)
全く知らないアイディアだったのでまずはパントリーのメリット・デメリットを考えてみました!
パントリーのメリット
全力収納!
パントリーの魅力と言えばもうこの一つに限りますよね。
収納したいものをざっと考えるだけでもこんなにあります。
★常温可能だからっていっぱい買っちゃうストック食材
★かさばるけど無いと不安なお菓子やカップラーメン
★非常時でもこれさえあればと買い溜めしたお米
★〇〇専用とかで増えていく一方の掃除用品
★たまにしか使わないホットプレート
★思い出があって捨てられないけど全然使わない食器類
「たまにしか」「いざという時のために」というモノって結構あるよね
見せたくない生活感を目隠ししながら収納できるのもポイント高!です。
家中のストックを集約
思い切ってパントリーを広くすれば、キッチン周りのモノだけじゃなく生活に使うすべてのものをここに集約できます。
★トイレットペーパー、洗濯洗剤、シャンプーなどのストック
★乾電池、ガムテープ、電球などの備品
★掃除機、ゴミ箱
パントリーに全てがある!としておけば「ねー、単三電池どこに置いたっけー」という不毛なやりとりも無くなりそうですね!
パントリーのデメリット
スペースを取られる
当たり前ですがパントリーのためのスペースを確保しなくてはなりません。
キッチンなどの水回りはマンションの構造上大きく位置を変えられないことがあります。
今あるキッチンのエリアで間取りを見直した時にパントリーとキッチンの両方のスペースを出来るか業者と相談してみましょう。
動線が複雑…?
パントリーを作りつける位置によっては家事動線が悪くなる可能性もあります。
キッチン横にパントリーを作ると、キッチンを離れて多少歩かないと必要なものが取れないという場面も出てくるでしょうし、トイレットペーパーはトイレの近くにあったほうが動線としてスムーズです。
置きたいものと導線をじっくり考えたほうがいいね!
我が家の結論:パントリーは…不採用
私がパントリーを取り入れたいと思った理由は
・収納スペースをたくさん作りたい
・おしゃれな家になりそう
という2つでした。
出した結論は…不採用!
その理由は「理想だけで終わりそう」というものです。
パントリーを作る費用は約10万円でした。(一畳くらいの広さ)
数百万とかかるリノベーションの中の10万と考えれば出せない金額ではない…
10万でおしゃれが手に入るなら…
ただ、、、どう考えても我が家の狭いキッチンに導入しても機能的にはならないという結論に至りました。
動線が良くない
我が家のキッチンはマンションの構造上このスペースに作るしかありませんでした。
提案されたのパントリーの位置はここ。
スペースを考えるとこうするしかないんだけど、わざわざパントリーの中に入らないと電子レンジが使えないって不便ですよね。
キッチンの後ろに棚を置いてそこに電子レンジやポットを置く、という方法も考えましたが生活感が溢れそうでそれは嫌です。
パントリーの導入は諦めて、さらにモノを減らすことに注力しようと決めました。
冷静になるって大事だね
まとめ
リノベーションをやろう!と考えて理想の家づくりのプランを考えるのはとっても楽しいですよね。
その理想の家にはあなたのアイディアを詰め放題です。
だけど、一旦冷静になって
・本当に必要?
・本当に便利?
・自分が一番やりたいことってなんだっけ?
というのを見つめ直してみてください。
今回の記事でご紹介したリノベーションに取り入れるべきか否かの決断理由は完全に私の個人的な考え方ですし我が家の場合のパターンではありますが、考えるポイントとして役立てて頂ければと思います!
あなたの理想の家が現実に近づきますように…最後までお読み頂きありがとうございました!
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