我が家は2021年夏にリノステージの「ARISE」という定額制リノベーションパックでフルリノベーションをしました。
お値段が定額ってことはデザインも1種類しかないんでしょ?と思っていたのですが、
ARISEにはデザインコンセプトが異なる5つのモデルがありました。
しかし、最安モデルと最上位モデルとの金額差はなんと100万円!
パンフレットの写真を見ると確かに雰囲気は違うものの、デザインだけで100万も差が出る理由が分からない・・・。
疑問に思ってじっくり調べて見ると、その答えは「設備」にありました。
・お金的には最安モデルにしたいけど「最安」ってなんだか不安
・最安モデルだと設備やデザインも安っぽいのかしら?と不安
・最安モデルと最上位モデルで何が違うか分からなくて選べない!
フルリノベーションを安く仕上げるためにたくさん調べていると
「あれにも〇十万、これにも〇十万かかるのかー、、、」とお金の壁にぶち当たりまくりますよね。
そうすると金額感がちょっとバカになってきちゃって、「100万円で済むならラクな方にしちゃいなよ」とささやく悪魔が出てきちゃったり…。
たくさん考えすぎて疲れてきちゃったあなたに、100万円の差の秘密を明確にお伝えしますので是非最後までご覧ください。
デザインの違い
リノステージが販売する定額リノベパック「ARISE」には5つのモデルがあります。
定額料金の安い順にご紹介していきます。
Neo Comfort-C(ネオコンフォート シック)
グレイッシュ基調にモノトーンが映える、スマートな都会的スタイル
Neo Comfort-H(ネオコンフォート ヒュッゲ)
優しい木目の北欧ヒュッゲ(=居心地がいい空間)スタイル
Calm Natural(カームナチュラル)
リビングと収納にこだわった、都会的なプライベート空間スタイル
Urban Style(アーバンスタイル)
快適性と機能美を兼ね備え、本質を知る大人向けの洗練されたスタイル
Grase Modern(グレイスモダン)
素材一つ一つが上品で高級感の漂う、格式あるモダンスタイル
デザインが違うだけなの?
値段も使用している設備も違うよ。
順番に説明するね
値段の違い
ARISE定額パックの料金は「部屋の広さ」と「デザインモデル」によって決まります。
5つのモデル全てが同じ料金だったら迷うことも無いんですが、
最安モデルと最上位モデルの間にはなんと100万円の金額差があります。
まずはあなたのお家の広さで各モデルの値段を確認してみましょう
40~49㎡ | 50~59㎡ | 60~69㎡ | 70~79㎡ | |
---|---|---|---|---|
ネオコンフォート シック | 620 | 670 | 720 | 770 |
ネオコンフォート ヒュッゲ | 620 | 670 | 720 | 770 |
カームナチュラル | 640 | 690 | 740 | 790 |
アーバンスタイル | 670 | 720 | 770 | 820 |
グレイスモダン | 720 | 770 | 820 | 870 |
部屋の広さとスタイルを入力するだけで費用が算出できる一発ボタンがあるので是非計算してみてください。超カンタンです。
※ページ中盤の「リノベーション費用について」のところです
設備の違い
各モデルのデザインと料金が分かったところで、いよいよ最安モデルと最上位モデルとの違いを生み出している「設備」について説明します。
それぞれのモデルで使っている設備・仕様まとめ
ARISEの5つのスタイルのデザイン以外の主な違いは、水回りや建具で使っている設備です。
使用している設備仕様を一覧にしてみました。
キッチン | 風呂 | 洗面 | トイレ | 床 | ドア | 下駄箱 | 照明 | その他 設備 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シック | クリナップ | パナソニック (MR-X) | パナソニック (C-Line) | LIXIL (EX) | パナソニック (ペリティス) | パナソニック (ペリティス) | パナソニック | オーデリック | |
ヒュッゲ | LIXIL (AS) | LIXIL (RK) | LIXIL (MV) | TOTO | 大建工業 (ハピアフロア) | 大建工業 (ハピア) | 大建工業 | DAIKO | |
アーバンスタイル | LIXIL (AS) | LIXIL (RK) | LIXIL (XV) | LIXIL (EX) | 大建工業 (マイフロア) | 大建工業 (マイセレクション) | パナソニック | DAIKO | ・カップボード |
カームナチュラル | LIXIL (AS) | LIXIL (RK) | LIXIL (XV) | LIXIL (EX) | 大建工業 (マイフロア) | 大建工業 (マイセレクション) | パナソニック | DAIKO | ・クローゼット |
グレイスモダン | LIXIL (AS) | TOTO (RD) | LIXIL (XV) | LIXIL | 大建工業 (トリニティ) | 大建工業 (マイセレクション) | パナソニック | DAIKO | ・カップボード ・エコカラット |
キッチン・風呂・洗面・トイレの水回り4点設備は、どのスタイルにしても標準的な設備が導入されています。
大きく異なるのは、「その他設備」に記載した内容が標準仕様となっているか、つまり定額パック料金内に入っているかどうかの部分です。
最安モデルと最上位モデルの重要な違いはコレだ!
最安モデルとなるネオコンフォート シックとヒュッゲには以下の2つが標準仕様に入っていません。
最初からこれらを導入したいと考えているなら最上位モデルを選ぶといいでしょう。
①お皿などを収納する食器棚「カップボード」
システムキッチンと同じデザインで作りつけられる食器棚
・システムキッチンに付いている引き出し収納では到底収まらない量のモノがある
・キッチンエリアは同じデザインで統一感を出したい
②調湿機能を持つ壁材「エコカラット」
湿気・ニオイ・有害物質を吸収・吸着してくれる壁紙。
デザインの種類が豊富で、機能的にもデザイン的にも部屋がグレードアップする
・除湿剤が手放せないほど湿気が気になる
・ペットのニオイが気になる
・壁「紙」じゃなくて、タイルや石など立体的に見える壁にしたい
我が家が最安モデルを選んだ理由
我が家はお値段が一番安い「ネオコンフォート ヒュッゲ」を採用しました。※シックとヒュッゲは同じ値段です。
「とにかく安く」という鋼の精神があったからというのが一番の理由ですが、
その鋼の精神が揺らぐほどのメリットを最上位モデルに感じなかったということでもあります。
理由①最上位モデルの良さがイマイチ分からなかった
キッチン、ユニットバス、トイレなどの水回り設備は最安モデルでも充分機能的ですし、「絶対この機能が付いてないと嫌だ」というこだわりもありませんでした。
デザイン的にも、パンフレットではダークな光沢感のある素材でまとめられていて高級感を感じるものの、最安モデルでも色や素材感はある程度選べるから、自分好みにすることは出来るだろうと思いました。
最安モデルのキッチンにも食洗器は付いてるよ!
理由②最上位モデルにしかない設備がいらなかった
最上位モデルにあって最安モデルにはない「カップボード」と「エコカラット」。
我が家は以下の理由で採用しないことを決めました。
最安モデルでもカップボードやエコカラットを付けられるよ!
最安モデルのネオコンフォートを選んでも、後からカップボードやエコカラットを追加することも出来ます。
オプションで追加する方が安いのか、いっそ上位モデルにした方がいいのか、じっくり相談してみましょう。
オプションで付けた場合の参考価格(2021年7月時点)
・カップボードの追加料金⇒約16万
・エコカラットの追加料金⇒約23万
理由③普遍的なデザインは偉大である
「ネオコンフォート ヒュッゲ」は5つの中で一番シンプルである意味「普通」のデザインです。
リノベーションの最初の頃には確固たるイメージが沸いていなかったので、無難なものを選んだとも言えます。
そのおかげで後からインダストリアルテイストに方向転換した時に、足りないものはあっても邪魔になるものはありませんでした。
まとめ
今回はリノステージの定額リノベパック「ARISE」の最安モデルと最上位モデルの違いについて解説しました。
100万円の差を生んでいる主な理由は、定額料金に含まれている設備の違いです。
システムキッチンと同じデザインのカップボードにしたい!
湿気がすごいからエコカラットにしたい!
という方は最上位モデルを選ぶと良いでしょう。
ただ、最安モデルにしておいてエコカラットだけオプションで導入したほうが安い場合もあります。
最安モデルと言っても620万円~という大金です。
遠慮せずにあなたの希望をじゃんじゃん提案して、あらゆる条件を見比べてから決めるようにしましょう!
あなたのリノベーション実現までの一助となれますように…お読みいただきありがとうございました。
もんたへの質問・要望はコチラからどうぞ